StyledEdit
Deskbar: | ||
場所: | /boot/system/apps/StyledEdit | |
設定ファイル: | 無し |
StyledEdit は Haiku のシンプルなテキストエディターです。StyledEdit はファイルを普通のテキスト形式で保存しますが、StyledEdit で表示したときに限られたフォーマット機能を実現するために、追加の属性が書き込まれます。
興味があれば、ターミナルで listattr を使うと属性はこのように表示されます。
~> listattr /boot/home/Desktop/test.txt File: /boot/home/Desktop/test.txt Type Size Name ----------- --------- ------------------------------- Int-32 4 "be:encoding" MIME String 11 "BEOS:TYPE" Int-32 4 "wrap" Int-32 4 "alignment" Raw Data 1048 "styles" 1071 bytes total in attributes.
この通り、StyledEdit のメニューからのフォーマットオプションはすべて表示されています。ワードラップ (オン / オフ) と配置 (左、中央、右) がそれぞれ一つの属性に入っています。文字のスタイル (フォント、サイズ、色) も別の属性に入っています。
これらの属性は BFS の機能なので、ほかのプラットフォームがただのテキストファイルと認識するだけでなく、BFS 以外のパーティションにファイルを保存するとフォーマットが消えてしまいます。上記の属性はたやすく取り除かれ、普通のテキストファイルが残ります。
いずれにしても、普通のテキストファイルであっても異なるフォントやサイズで書かれた色つきのテキストを可能にするというのは、すてきなアイデアです。たとえば、ReadMe.txt はこの仕組みによって任意のプラットフォーム上でもシェルで読むことができますし、それでも Haiku からダブルクリックで開いた場合には、少しだけ書式の内容を保持しているのです。
StyledEdit を使用するのはとても簡単なので、メニュー項目をひとつひとつ説明することは飛ばします。テキストを書き、フォーマットするテキストを選択して、
メニューからフォント、サイズと色を変更してください。 メニューのワードラップと配置はファイル全体にしか適用できません。