bootmanager-icon_64.pngブートマネージャー (BootManager)

Deskbar:メニューにはありません。通常、インストーラーのツールメニューから呼び出されます。
場所:/boot/system/apps/BootManager
設定ファイル:無し。
MBR のバックアップはデフォルトで ~/config/settings/bootman/ に保存されます。


GRUB のような既存のブートマネージャーに Haiku のパーティションを追加しない場合、ブートマネージャーはマスターブートレコード (MBR) に下図のような小さなブートメニューをインストールできます。

bootmenu.png
ブートマネージャーは充分にテストされていません、さらに、いくつかの制限を満たしていない場合、動かなくなります。メニューは最初のハードディスクのみにインストールでき、マスターブートレコード (MBR) のうしろに 2KiB のスペースを必要とします。

ブートマネージャーは、ブートメニューのインストール作業全体を案内してくれます。

index インストール先ドライブの選択

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ブートマネージャーは、起動時にインストール先ドライブの選択リストを表示します。すでにドライブにブートメニューがある場合、削除 (Uninstall) ボタンが有効になり、以前にバックアップした MBR をリストアすることで、再びブートメニューを削除する簡単な一連の手順に誘導します。
そうでなければ、インストール (Install) を選択して続けてください。

index マスターブートレコード (MBR) のバックアップ

調子が悪くなった場合や、再びブートメニューを削除する場合に備えて、ただちにマスターブートレコード (MBR) が保存されます。これは明らかに重要なステップなので、たとえば以前の実験分のような、ほかの MBR バックアップをうっかり上書きしないよう確認してください。

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単に、バックアップファイル "MBR" の保存先を選択するか、デフォルトのパスのままにするかです。次へ (Next) を押した後に、バックアップが成功したかどうかの確認が表示されます。

パスの "/boot" は、インストールメディア (例 USB メモリー) です。何か失敗してすぐに戻る必要があるときに意味があります。長期間のバックアップ用に、MBR を新しい Haiku ディスクにも保存するべきです。おそらく、その間にインストール USB メモリーをフォーマットして他のことに使用しているからです…

index ブートメニューの設定

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次に、インストール先ドライブ上のすべてのパーティションのリストを提示されます。チェックマークを入れることで、ブートメニューに表示する項目を決定します。テキストボックスで項目名を変更できます。

ついで、ポップアップメニューから、デフォルトで起動するパーティションを選択し、その下のスライダーで起動までの時間を設定します。ここで、"すぐに (Immediately)" はブートメニューを完全にスキップし、"永久 (Never)" はブートメニューでストップします。タイムアウト設定は、起動時に ALT を押すことで無効にできます。

index ブートメニューの書き込み

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ブートメニューが MBR に書き込まれる前に、設定の概要が表示され、次に作業を中止する最後のチャンスがあります。しかし、慌てないでください。MBR のバックアップを安全に保存していれば、変更は容易に戻せます。めちゃくちゃになってしまったとしても、いつでも Haiku インストール CD や USB メモリーから立ち上げて、MBR バックアップをブートマネージャーで書き戻せます。

index マスターブートレコード (MBR) のバックアップのリストア

現在、ブートマネージャーアプリケーションでブートメニューのアンインストールはできません。しかし、以下の回避策があります: ターミナル内で、dd コマンドを使って MBR のバックアップをリストアできます。

dd はとても危険なツールになりえます。
特にデバイスパス引数は十分注意してチェックしてください!

dd のコマンドラインはこのようなものです:

dd if=/boot/home/config/settings/bootman/MBR of=/dev/disk/[...]/raw

入力の引数 ("if") は、MBR のバックアップへのパスです。
出力の引数 ("of") は、MBR が書き込まれる raw ディスクへのパスです。すべてのデバイスとパスは、DriveSetup アプリケーションで見られます。