ブートマネージャー (BootManager)
Deskbar: | メニューにはありません。通常、インストーラーの | メニューから呼び出されます。|
場所: | /boot/system/apps/BootManager | |
設定ファイル: | 無し。 MBR のバックアップはデフォルトで ~/config/settings/bootman/ に保存されます。 |
GRUB のような既存のブートマネージャーに Haiku のパーティションを追加しない場合、ブートマネージャーはマスターブートレコード (MBR) に下図のような小さなブートメニューをインストールできます。
ブートマネージャーは、ブートメニューのインストール作業全体を案内してくれます。
インストール先ドライブの選択
ブートマネージャーは、起動時にインストール先ドライブの選択リストを表示します。すでにドライブにブートメニューがある場合、
そうでなければ、 を選択して続けてください。
マスターブートレコード (MBR) のバックアップ
調子が悪くなった場合や、再びブートメニューを削除する場合に備えて、ただちにマスターブートレコード (MBR) が保存されます。これは明らかに重要なステップなので、たとえば以前の実験分のような、ほかの MBR バックアップをうっかり上書きしないよう確認してください。
単に、バックアップファイル "MBR" の保存先を選択するか、デフォルトのパスのままにするかです。
を押した後に、バックアップが成功したかどうかの確認が表示されます。ブートメニューの設定
次に、インストール先ドライブ上のすべてのパーティションのリストを提示されます。チェックマークを入れることで、ブートメニューに表示する項目を決定します。テキストボックスで項目名を変更できます。
ついで、ポップアップメニューから、デフォルトで起動するパーティションを選択し、その下のスライダーで起動までの時間を設定します。ここで、"すぐに (Immediately)" はブートメニューを完全にスキップし、"永久 (Never)" はブートメニューでストップします。タイムアウト設定は、起動時に ALT を押すことで無効にできます。
ブートメニューの書き込み
ブートメニューが MBR に書き込まれる前に、設定の概要が表示され、次に作業を中止する最後のチャンスがあります。しかし、慌てないでください。MBR のバックアップを安全に保存していれば、変更は容易に戻せます。めちゃくちゃになってしまったとしても、いつでも Haiku インストール CD や USB メモリーから立ち上げて、MBR バックアップをブートマネージャーで書き戻せます。
マスターブートレコード (MBR) のバックアップのリストア
現在、ブートマネージャーアプリケーションでブートメニューのアンインストールはできません。しかし、以下の回避策があります: ターミナル内で、dd コマンドを使って MBR のバックアップをリストアできます。
特にデバイスパス引数は十分注意してチェックしてください!
dd のコマンドラインはこのようなものです:
dd if=/boot/home/config/settings/bootman/MBR of=/dev/disk/[...]/raw
入力の引数 ("if") は、MBR のバックアップへのパスです。
出力の引数 ("of") は、MBR が書き込まれる raw ディスクへのパスです。すべてのデバイスとパスは、DriveSetup アプリケーションで見られます。