drivesetup-icon_64.pngDriveSetup

Deskbar:Applications
場所:/boot/system/apps/DriveSetup
設定ファイル:~/config/settings/DriveSetup


DriveSetup はパーティションの作成、削除、フォーマットを行うツールです。今のところ既存パーティションのリサイズや移動はできないので、パーティションが作成されていないディスク (外部 USB ドライブや別のハードディスクなど) を用意するか、GParted LiveCD のようなツールで初期設定する必要があるでしょう。

drivesetup.png

一番上は、下のリストで選択されたデバイスのすべてのパーティションを図で表示しています。デフォルトで、それぞれのデバイスは プライマリパーティションを 4 つまで持てます。この限界はよくある拡張パーティションを作成することで取り除けます。拡張パーティションは、同様に理論上は無制限の論理パーティションを次々に格納できます (実質的な制限は、たとえばほかの OS がインストールされていることによります)。
論理パーティションの詳細を見るには、デバイスの前に表示される +/- ボタンでリストを展開する必要があるかもしれません。

色とアイコンは、利用可能なボリュームとパーティションに関するいくらか詳しい情報を与えます。
ハードディスク、CD ドライブおよび USB スティックなどに対するおなじみのアイコンに加えて、それらのマウントモードを表すアイコンがあります。

drivesetup-icon_boot.png  /boot パーティション
drivesetup-icon_encrypted.png  暗号化されたパーティション
drivesetup-icon_shared.png  SMB/NFS などで共用されているパーティション
drivesetup-icon_read-only.png  読み取り専用でマウントされたパーティション
drivesetup-icon_virtual.png  マウントされたイメージファイル (diskimage コマンドも参照ください)

マウントされると、カラーバーがパーティションの使用領域を表示します。パーティションの状態によって色が決まります。

BFS でフォーマットされたパーティション
BFS 以外でフォーマットされたパーティション
読み取り専用のパーティション
暗号化されたパーティション

リストからパーティションを選択して、コンテキストメニューまたはパーティション (Partition) メニューから、マウント (Mount) / アンマウント (Unmount)のようなさまざまなコマンドを選択でき、DiskProbe で開く (Open in DiskProbe) こともできます。

また、パーティションの フォーマット (Format) や 完全に 削除 (Delete) もできます。

パーティションの作成 / 削除 / フォーマットは非常に危険です。操作しているパーティションが適切なものであることと、万が一に備えてデータの最新バックアップをしていることを、必ず 2 度確認してください。

index ディスクを初期化する

大容量ディスクのパーティションのひとつだけを使うのではなく、ドライブ全体をひとつのパーティションとして使うつもりなら (たとえば USB スティックやコンパクトフラッシュカード)、まずディスクを初期化する必要があります。

初期化をするには、デバイスリストからディスク (raw disk) を選んで、ディスク | 初期化 (Disk | Initialize) メニューからパーティションマップを選択します。標準的な BIOS からの起動には Intel Partition Map が適切な選択です。

初期化はドライブ上のすべてのデータを破壊します!

index 新しいパーティションを作成する

上の画像のように、<empty> となっている未フォーマットのスペースがあれば、パーティション | 新規作成... (Partition | Create...) (ALT C) で、パーティションを作成できます。

drivesetup-create.png

ダイアログでパーティションのサイズとタイプを調節してください。パーティションを Haiku のインストールに用いる場合、または Haiku の特徴的な属性やクエリを使用する場合は、Be File System をパーティションタイプに設定してください。また、Be File System のパーティションは、ほかの OS からアクセスできないことにご注意ください。

よくある、拡張パーティションの中の論理パーティション作成の代わりにプライマリパーティションを作成した時のみ、ダイアログに、アクティブパーティション (Active partition) チェックボックスが使えます。パーティションを Haiku のブートディスクとして利用するつもりなら、チェックする必要があるでしょう。

新しく作成されたパーティションを使用する前、またはマウントする前でも、ファイルシステムでフォーマットする必要があります。

index パーティションをフォーマットする

アンマウントされたパーティションだけが、パーティション | 初期化 (Partition | Initialize) からファイルシステムを選択することで初期化できます。The Be File System (BFS) は、Haiku のブートパーティションには必須のものです。また、Haiku で使用するデータパーティションに推奨されるものです。BFS でフォーマットされたパーティションだけが、クエリを実行でき、Haikuのファイル属性のフルサポートが可能です。

drivesetup-initialize.png

ダイアログで、パーティションの名前とブロックサイズを入力します。ブロックサイズはファイルが最小限に割り当てるスペースのバイト数です。ブロック当たり 2048 が推奨されますが、特に必要なら大きなサイズにも小さなサイズにも設定できます。
パーティション上のデータが将来クエリを全く必要としないなら、Enable query support (クエリのサポートを有効にする)のチェックを外して、インデックスを管理するオーバーヘッドを少し減らせます。

フォーマットはドライブ上のすべてのデータを破壊します!